宅建試験独学対策 -宅建業法をマスターするコツ-

宅建業法からは最多の20問出題されます。

また宅建業法は基本的には【規則・規定】です。

民法等のように、判例や解釈次第で回答が変わってしまう可能性はあまりありません。

 

しかも他の分野と異なり、いくつもの関連法はなく、独学で取り組みやすいです。

宅建業法のみです。

宅建業法の条文は86条しかなく、難解な解釈や覚えにくい数値なども基本ありません。

 

しかし、最近は問題の難易度も上がっており、引っ掛け問題も増えています。

条文を読み、過去問を解くだけでは正答率が上がりにくくなってきています。

それに選択肢の中に正解はいくつあるか?という複数選択問題も増えています。

四択のうち、一つだけ○(又は×)を見つけても正解できません。

 

にもかかわらず宅建業法は簡単だからといって、試験の直前にしか学習しない方も割合いらっしゃいます。

他の科目に時間をかけすぎて、宅建業法が大雑把になってしまったという方も多いようです。

宅建業法をマスターするコツは、宅建士になってみることです。

もちろん下記の通り、仮にということです。ストーリーを作ってみましょう。

・宅建試験に合格しました!さて、登録と主任士証交付はどう手続きしたら良いですか?

・勤務先(宅建業者だった場合)の免許番号や免許年月日等はどうなっていますか?
※それ以外の勤務先の方は、知人の会社でも自宅を買った会社のでもどこのでもよいです。

・勤務先の宅建業者で専任登録をすることになりましたが、手続きはどうしたらよいですか?

・顧客から依頼を受けて、媒介契約を結ぶことになりました。顧客にどう説明しますか?

・めでたく顧客と契約を結ぶことになりました。重要事項説明と契約書の交付をどう行いますか?

※自宅を買った時(又は借りた時)の契約書や重要事項説明書はありますか?
なければ、ネットにサンプルが掲載されています。
また買主は個人です。八種規制はどうだったでしょうか?

・残念ながら、勤務先が宅建業法上の不正をしていることが発覚しました。罰則はどうなりますか?

・勤務先の不正が原因で、宅建業を廃業することになりました。手続きはどうしますか?

 

実際に説明してみるのが一番です。意外に難しいことに気づくはずです。

学習している者同士が説明しあうのが手っ取り早いですが、1人でももちろんできます。

説明し合いながら、何でこのようなことを説明しなければならないかも考えてみましょう。

重要事項説明一つをとっても、以前より年々量が増えているのです。

規制が増えたからなのですが、なぜ規制が増え続けるのでしょうか?

 

自分事にして説明できるようにしてから、過去問を解いたりした方が遥かに効果が上がるはずです。

宅建業法は確実にマスターしましょう。

宅建業法を外してはまず合格はありません。

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