宅建試験対策 -効率的な独学のコツ-
【宅建士の試験概要】
宅建士の試験内容は、次の4つに分かれます。
科目 | 問題数 | 関連法 |
宅建業法 | 20問 | 宅建業法 |
権利関係 | 14問 | 民法・不動産登記法・借地借家法・区分所有法 |
法令上の制限 | 8問 | 国土利用計画法・建築基準法・都市計画法・宅地造成等規制法・農地法・土地区画整理法 |
その他 | 8問 | 税法関連・不動産鑑定評価等・住宅金融支援機構法・土地・建物等 |
各科目ごとに出題のされ方や難易度がかなり異なります。
範囲が広いため、効率的な学習法を知らないと、独学では悪戯に苦戦することになります。
例として、上記の表を見て、すぐに気づくことがありませんか?
宅建業法が50問中20問あること、それに対しての関連法が「宅建業法」のみであることです。
つまり宅建業法をマスターすれば、それだけで4割近くの点が取れます。
これはほんの一例ですが、宅建士の資格取得にも効率的な独学のコツがあります。
よく紹介されている例を簡単にまとめると、だいたい以下のとおりではないでしょうか?
【宅建業法】→ 難易度がさほど高くない上に20問出題されるため、これを外しては合格はありません。
【権利関係】→ 内容に関して基本的な理解が必要で、ひっかけ問題も多く、過去問を解いただけでは太刀打ちできません。
【法令上の制限】→ 規制や基準など細かい数値が多く、暗記中心になります。
【その他】→ 税法等、基本的なことは押さえましょう。宅建業者であれば、5点免除が受けられるので利用しましょう。
上記に書かれていることは間違いではないのですが、これだけを鵜呑みにすると、学習の際、次のような状態になり危険です。
・まず、基本的な理解が必要ということで、時間のかかりそうな民法にとりかかる。とりあえずテキストを読む。
↓
・出てくる言葉の意味がなかなか理解できず、分からない用語が出る度に中断、言葉の意味を調べ、再度テキストを読む。
↓
・ようやくテキストを読み終わった時には、最初に読んだ部分を忘れている。
↓
・過去問に取り掛かるも、理解が中途半端なため、思うように正答率が上がらない。
↓
・試験日まで時間がなくなり、【宅建業法】や【法令上の制限】に取り掛かるが、一度に暗記せざるを得なくなる。
↓
・暗記しきれず、全ての学習が中途半端に終わり失敗..。
上記のような状態になった方は多いのではないでしょうか?
そうならないよう、各科目について、独学での効率的な学習法のコツをお伝えしていきます。
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