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宅建試験独学対策 -権利関係をマスターするコツ-
独学で権利関係を勉強するのは難しいです。理由は次のとおりです。
・意味の分からない言葉が多く出てくる。
・暗記しただけでは対応できない。
・問題に出てくる登場人物等の関係や背景の状況把握が難しい。
後、引っ掛け問題が多いということもありますが、これはどの分野にも言えることです。
上記の理由で、権利関係は暗記や短期での力づくでは無理です。
学習のコツとして、次のように2段階に分けて取り組む方法がお勧めです。
1.マンガで書かれた民法入門などを繰り返し読み、頭の中に場面の視覚的なイメージが浮かぶようにする。
2.キーワードや条文を見ただけで、ある程度1が頭に浮かんでくるようにする。
3.練習問題や過去問に取り組み、さらに解説を見て、1〜2を繰り返す。
この方法はイメージ学習法と呼ばれ、多少形は違うものの、右脳学習法や記憶術等で行われています。
例えば英語の学習方法として、あなたも中学の英語の授業で、英文翻訳をされたことがあるかと思います。
その時に例文に出てくる英単語の意味が、ほとんど分からないということはありませんでしたか?
私の場合も、苦労して辞書で英単語の意味を調べ、全て調べ終わった頃には疲れて、訳文の出来映えまで意識が回りませんでした。
結果、直訳だらけのぎこちない訳文になったことがありました。
権利関係の場合も同様で、言葉の意味や問題文の背景を理解するのに精一杯になり、肝心の問題が解けないということがよくあります。
マンガで下地を作っておくことにより、冒頭の問題も解決できます。
意味の分からない言葉も、登場人物の関係や背景も、そのキーワードが出てくるマンガの場面を思い出せれば、ヒントになります。
それを終えた上で、過去問に取り組んでみましょう。
慣れてくると、過去問の中の登場人物をマンガ化できるようになります。
一度、イメージ化できた内容はそう簡単には忘れません。
時間がかかりそうな方法ですが、機械的に覚えて忘れてを繰り返すより、はるかに効率が上がります。
本番では緊張もしますし時間もないので、簡単に図式化できるよう、マンガ化と合わせて普段から練習しておきましょう。